名刺の扱い方で気持ちを表現!

ビジネスシーンで、自己紹介のツールとして使われる「名刺」には、たくさんの情報が入っています。
表面には、企業名・住所・役職名・氏名・電話番号・FAX番号・Emailアドレス・ホームページのURL。
裏面には、企業の理念や方針が記載されていたり、メモ欄が設けてあったりする場合もあります。
特に表面は、その方の貴重な情報が記載されているので、「相手の顔」と表現されることもあります。
ですから、企業名や氏名に自分の指などが重ならないように、気をつけて取り扱う必要があります。

そもそも、マナーは「待遇表現」といわれる行為です。
「待遇表現」とは、人間関係、場面、扱う内容を特別に配慮していることを表したい場合に用いる表現のことです。
「私はあなたのことを○○だと思って対応しています」と、自分との距離を表現するのです。
相手を高く待遇するプラスの待遇表現として敬語があります。
敬語は、立場によって使い分けます。
相手が自分より上の立場だと思う場合=尊敬語
相手より自分が下の立場だと思う場合=謙譲語
相手と自分が同じ立場だと思う場合=丁寧語

言葉とは違いますが、出会いの最初の段階で使用する「名刺」は、第一印象づくりに大切なツールです。
「私はあなたに出会って嬉しいです」
「来ていただいてありがたいです」
そんな気持ちを、「名刺」の取り扱いで表現できるのです。
「名刺」を大切に扱うことで気持ちを表現できるチャンスを、活かしてみてはいかがでしょうか。

次回は名刺入れのお話です。
笑顔配達人 池田かおる